(Jacques Descloitres, MODIS Rapid Response Team, NASA/GSFC)
ハワイ島の2つの高峰,北側のマウナケア山と南側のマウナロア山の山頂部に雪が積もり,まるで白い帽子をかぶったように見えます.
マウナケア山はハワイ諸島の最高峰で標高4,205 m,マウナロア山も標高4,169 mあります.ホノルルなどは常夏の陽気ですが,ハワイ島の山頂部では冬季に雪が降ることは珍しいことではありません.
マウナケア山頂は,気候が安定して空気が薄く乾燥しているなど,さまざまな条件が天体観測に適しており,世界で最も天体観測に適した場所の一つと言われています.そのため1960年代から各国の天文台が建設され,現在では11ヶ国が運営する13の最新鋭の望遠鏡が集まっています.1999年に完成した日本のすばる望遠鏡もその一つです.